大阪中之島美術館シンボルマークの決定について (令和2年2月27日)

 

このたび、大阪中之島美術館のシンボルマークならびにロゴタイプが決定しましたのでお知らせいたします。

また、略称は NAKKA (読み:ナッカ) に決定しました。

シンボルマーク、ロゴタイプを含むヴィジュアル・アイデンティティ(VI)の構築は、direction Q (ディレクション・キュー/主幹デザイナー:大西隆介氏) によるものです。

 
 

シンボルマークとヴィジュアル・アイデンティティ(VI)コンセプトについて  大西隆介

 

美術館の外観と頭文字のNをモチーフにしたシンボルマーク。
「未来に向かって変化する美術館」を表現。

 

VIコンセプト


VIコンセプトは「未来に向かって変化する美術館」です。シンボルマークの設計背景には、その造形が統一されたイメージでありながらも、美術館活動に関わるあらゆるシーンで応用展開していく ことを前提にしています。さまざまな人と活動が交錯し、未来に向かって中之島エリアを盛りあげていく大阪中之島美術館の基本方針を、変化するVIによって表現していきたいと考えています。 来館する人々が、変化に富んだ独自のVIイメージに触れることで、これまでにない新しい美術館を感じていただければ幸いです。

 
 

基本要素


シンボル・モチーフ

VIイメージの中心となるシンボルマークは、特徴的な美術館の黒い外観とNakanoshimaの頭文字の 「N」をモチーフにしてデザインしました。建築と名称の頭文字がリンクした造形は、瞬時に美術館を連想させます。マーク自体が明快に美術館を表しているので、人々が「あの黒い外観の美術館だよ」と、マーク自体がコミュニケーションの役割を担うことができます。なお、マークの比率は建築図面を参考にして割り出しました。上下のホワイトスペースは、実際の建築に切り欠くように入っているガラス面 のイメージを取り入れたものです。このシンボルマークは、中之島の頭文字のNでなければ成立しなかったマークとも言えます。

ロゴタイプ

ロゴタイプ(美術館の名称部分の文字)は、直線的で横長なシンボルマークと響き合うように、細く軽やかなラインを用いて平体(通常よりも横長の文字)に設計しました。この軽快なロゴタイプは、誰もがアクセスできる気軽さと親しみやすさ、美術館の先進性を表現しています。また、欧文ロゴタイプの頭文字「N・M・A」を横に伸ばすことで、変化を表すと同時にロゴタイプとして組んだときの独自性を高めました。

 
 

シンボルマークとロゴタイプの組合せ例


シンボルマークとロゴタイプの組合せ例

シンボルマークとロゴタイプは決められた組み合わせだけでなく、媒体に応じて自由に要素を離して 配置したり、大きさを変えて活用できます。名刺や封筒などの基本アプリケーションでは、マークが印象に残るよう独立したレイアウトにすることで、VIイメージの認知向上へと繋げていきます。また空間におけるサインなどのハード面でも、フレキシブルに変化するVIシステムを展開する予定です。

 

大阪中之島美術館 ヴィジュアル・アイデンティティ(VI)制作者 プロフィール

大西隆介 (おおにし・たかすけ) アートディレクター、株式会社 direction Q 代表

大西隆介

 1976年 埼玉県生まれ。日本大学法学部法律学科を経て、多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。2009年 direction Q 開始。ブランド イメージの設計から運用に至るまでのトータルディレクションを手掛ける一方、文化・芸術事業関連の支援も積極的に行う。主な仕事に梅田スカイビルの空中庭園VIおよびサイン(2018年)、代官山ヒルサイドテラス50周年記念事業のトータルディレクション(2019年)、ヨコハマトリエンナーレ2017の広報デザイン、谷川俊太郎 『せんはうたう』(2013年)、吉本ばなな 『下北沢について』(2013-2015年)の装丁など。 長岡造形大学非常勤講師。www.direction-q.com

 

略称 NAKKA について

 大阪中之島美術館の英語名である「NAKANOSHIMA MUSEUM OF ART, OSAKA」から、最初の3文字の「NAK」、最後の2文字「KA」を組み合わせた略称が決定しました。はじけるような軽快な発音の略称「NAKKA/ナッカ」は、大阪に誕生する新しい美術館を連想させます。

略称 NAKKA

略称(読み:ナッカ)

 

大阪中之島美術館におけるヴィジュアル・アイデンティティ (VI) 事業

 大阪中之島美術館は5,700点を超える美術品を所蔵し、歴史的にも文化的にも豊かなエリアである中之島を拠点に、大阪の文化振興や都市魅力の向上に貢献することをめざしています。
 美術館におけるVIの構築とは、シンボルマークをはじめとして、情報発信ツール、館内案内やサイン、さらには、ミュージアムグッズのパッケージといった様々な視覚的イメージを統一的にプロデュースするものです。大阪中之島美術館では、このたび構築したVIをもとに、美術館のイメージ戦略とブランディングの確立に取り組むとともに、市民の皆様をはじめ国内外の人々にとって魅力的で親しみやすい美術館となるよう努めてまいります。

 

VI 制作者の選定

 大阪中之島美術館は2018年(平成30年)度に、ヴィジュアル・アイデンティティ(VI)を構築するデザイナーを、将来の美術館イメージを創造する未来志向の事業者の応募を期待して、「公募型企画競争(プロポーザル方式)」によって選定しました。審査は2段階方式で行われ、26の応募者からdirection Q が最優秀提案者に選ばれました。なお、選定にあたり、片岡真実氏(森美術館チーフ・キュレーター ※当時。現森美術館館長)、澁谷克彦氏(クリエイティブディレクター/女子美術大学教授)、藤本幸三氏(アーティスティックディレクター/株式会社ジンズ コーポレートアドバイザー)、松井桂三氏(クリエイティブディレクター/大阪芸術大学短期大学部デザイン美術学科学科長)の4名の有識者の方々に審査をお願いしました。

 
 

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