カーニバル ラースロ・モホリ=ナギ

カーニバル

ラースロ・モホリ=ナギ 《カーニバル》 1931年 フォト・コラージュ 49.6×32.4cm

作品解説

別々に撮影された写真を切り貼りして画面を構成するフォトコラージュの手法でつくられた作品です。異なるイメージを同一画面に並置・再構成することで、それぞれのイメージがある時は反発を起こしある時は同化し、緊張と緩和を繰り返していきます。モホリ=ナギは、いくつもの作品でこの技法を好んで用いています。画面の右の部分には黒地の上に既存の写真からの切り抜きや、ゼンマイのような形が写った自身の写真作品を使って、カーニバルのにぎやかなイメージが構成されています。左側には白地にバウハウスの作品を思わせる衣装を身に着けた女性像が、写真の切り抜きとドローイングによって表されています。この作品は雑誌『ノイエ・リーニア』1931年1月号の原稿として制作されたもので、画面の外側に編集の指定が書き添えられています。

作家紹介

ラースロ・モホリ=ナギ László Moholy-Nagy 1895–1946

1895年、ハンガリー、バーチボルショドに生まれる。ブタペスト大学で法律を学んだ後、絵画に転じ構成主義の影響を受ける。1923-28年、バウハウスの教授職を務める。退いたのち、ベルリン、アムステルダム、ロンドンで活動する。1937年、アメリカ・シカゴに渡り、デザイン研究所(のちにイリノイ工科大学に引き継がれる)を創設。1946年、シカゴにて死去。

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